イオンは17日、イオンリート投資法人の投資口について、東京証券取引所から不動産投資信託証券市場への上場承認を受けたと発表した。上場日は11月22日。

イオンリートは、イオンの100%出資子会社として2012年に設立した不動産投資信託(REIT)。資産運用はイオン・リートマネジメントが行う。公募投資口数は90万。公開価格決定日は11月11日。

イオングループでは、アジア新興国における消費市場の急伸や、国内における高齢者人口の増加による消費事業の拡大など、同社グループの主力事業の1つであるディベロッパー事業市場は今後も成長が続くと予想され、グループにとって大きな成長機会に繋がると考えているという。

同社グループはこのような成長機会を捉えるため、イオンリート投資法人を活用し、調達手法を多様化することで健全な財務基盤の維持に努めるととともに、より効率的な投資を目指す。また、同投資法人に対して、イオングループが持つ商業施設運営のノウハウを提供し、資産価値の維持向上に努めることで、安定的かつ持続的な収益増に貢献していくとしている。

上場承認時点の同投資法人の当初資産は、国内16物件、海外1物件の計17物件、総額1,589億円と予定されている。