第26回東京国際映画祭(以下TIFF)が17日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナ、TOHOシネマズで行われたオープニングイベントにはトム・ハンクスや長澤まさみ、安倍晋三内閣総理大臣らが出席した。

第26回東京国際映画祭のオープニングイベントに登場したトム・ハンクス

TIFFは毎年10月に東京で開催される映画祭で、今年は六本木ヒルズを中心に10月17日から25日までの9日間にわたって開催される。この日、同映画祭のオープニングセレモニーで恒例となっているグリーンカーペットに最初に登場したのは、「日本と世界をつなぐ、この素晴らしい映画祭をお手伝いさせてもらえるということで、とても光栄に思っています。私自身も楽しみながら精一杯務めさせていただきたいと思います」と意気込みを語っていた今回のフェスティバルミューズ 栗山千明。肩から腕にかけてシースルーになった黒のロングドレスで会場に集まった3,000人のファンを盛り上げた。

続けて、フェスティバル・ナビゲーターを担う斉藤工と山崎紘菜らが登場すると、女性ファンから黄色い声援が。長澤まさみや岡田将生らは特別招待作品『潔く 柔く きよくやわく』の出演者として参加。長澤は全身純白の衣装を身に纏い、ミススカートからは自慢の美脚を披露し、岡田は柄シャツに柄のロングコートを合わせる高度なファッションセンスを見せた。

また、お笑い芸人 ダウンタウンの松本人志監督の最新作『R100』で主演を務めた大森南朋がコンペティション作品『捨てがたき人々』の出演者として、また同じく同作でボンテージ姿を披露した寺島しのぶはコンペティション審査員として、会場でファンに笑顔を振りまいていた。

会場に集まったファンらと触れ合う左からトム・ハンクス、ソフィア・コッポラ、長澤まさみ

海外からのゲストとしては、同映画祭のオープニング作品『キャプテン・フィリップス』から主演を務めたトム・ハンクスが4年ぶりの来日を果たし、「9日間、すばらしい映画を体験してください。さぁ始めましょう!」と映画祭の開会を宣言。グリーンカーペット上では、映画『清須会議』の監督 三谷幸喜や役所広司らとT・ハンクスが談笑するなど、国際映画祭ならではの一幕も。さらに、特別招待作品『ブリングリング』のソフィア・コッポラ監督は、先日第25回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞式典に参加した父親 フランシス・フォード・コッポラと共に笑顔で会場のファンに手を振っていた。

そしてグリーンカーペットの大トリを務めたのは安倍晋三首相。ハリウッド俳優さながらに会場に集まったファンにサインをするなどのサービス精神をみせつけた。