第25回東京国際映画祭(以下TIFF)が20日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナ、TOHOシネマズでオープニングイベントが行われた。同映画祭では恒例となったグリーンカーペットには、上戸彩や前田敦子をはじめ総勢約440人の豪華ゲストが登場。沿道には大勢のファンが詰め掛け、ゲストは声援に応えながら会場入りした。

グリーンカーペットセレモニーのフィナーレを飾った上戸彩

豪華ゲスト陣を迎えるべく、六本木けやき坂通りにはTIFF史上最長となる全長250mのグリーンカーペットが敷かれた。約2時間半のグリーンカーペットセレモニーの取りを飾ったのは、ジェームズ・キャメロン製作総指揮の『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』のオフィシャルナビゲーターを務める上戸彩。パフォーマーたちを引き連れて登場した上戸は、ファンサービスをしながら少しずつ会場へと歩みを進めた。沿道には「彩ちゃん結婚おめでとう!」のプラカードを持ったファンの姿もあり、祝福の声にも精一杯の笑顔で応えていた。

セレモニーの最初に登場したのは、特別オープニング作品『JAPAN IN A DAY』の共同監督約120人。続いて本年度のTIFFアンバサダーを務める前田敦子が登場すると、沿道からは「あっちゃ~ん!」の声援と共にあちらこちらからサインと握手を求める声が飛ぶ。前田はスタッフに促されてもなお、時間の許す限りサインと握手に応じていた。

『女優』に出演したあやまん監督はファンからの「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」の声に乗せておなじみの振りを披露。『青木ケ原』の前田亜季は艶やかな着物姿で登場し、周囲の感嘆の声を浴びていた。『旅の贈りもの 明日へ』から登場した山田優は、報道陣のリクエストに応え笑顔でモデルポーズ。J-WEVEナビゲーターの今宿麻美はこちらもモデルらしく華麗なポージングで盛り上げた。また、同じくナビゲーターのクリス・ペプラーは求められたサインを書きながら「(マジックが)薄いですけど大丈夫ですか」と気遣いを見せ、沿道からは「すごくいい人!」の声が。

けやき坂をのぼりきるまでファンサービスに余念がなかった前田敦子

『グッモーエビアン!』の麻生久美子と三吉彩花は、右へ左へとファンサービスに大忙し。『横道世之介』の高良健吾、吉高由里子、伊藤歩はこちらもファンから呼ばれる方向に歩みを進め、交流を図っていた。『カラスの親指』からは阿部寛、石原さとみ、鶴見辰吾、古坂大魔王らが登場。古坂大魔王は村上ショージの等身大パネルを持ち、周囲に村上が欠席していることをアピールしていた。また、『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』の柴咲コウは上品な和服姿を披露。『綱引いちゃった!』からは井上真央、玉山鉄二らが登場し、声援に負けじと大きく手を振っていた。

フィナーレを飾った上戸は、TOHOシネマズで行われたオープニングセレモニーに出席。オープニング作品『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』の上映前に登壇した上戸は、「今日、グリーンカーペットを歩かせて頂いて、やっぱりこの映画がこれだけ注目されているんだなということに改めて感じさせられました」と大声援の興奮を抑えられない様子。同作については、「私もシルク・ドゥ・ソレイユの大ファンで、日本でもナビゲーターをやらせていただいて、舞台裏も密着させていただいたんですけれども、今回の3Dの映画は全く日本で見るようなステージとは違います」と舞台と別物であることを強調し、「深いストーリー性にもなっていますし、アンティークなカフェに遊びにきたなぁという感覚のおしゃれな音楽も流れます。いろんな世代の方にとっていろんな楽しみ方が変わってくるすばらしい映画だと思います」と映画の魅力を語った。

同映画祭は10月20日から28日まで開催し、約300本の作品が都内各所の会場で上映される。

石原さとみ

吉高由里子

井上真央

麻生久美子

山田優

柴咲コウ

三吉彩花

今宿麻美

前田亜季

あやまん監督

伊藤歩

LiLiCo

大宮エリー