りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行は10日、増加しているインターネットバンキングの不正送金被害を軽減させることを目的に、インターネットバンキングサービス「りそなダイレクト」ならびに「近畿大阪ダイレクト」について、ソフトウェアトークンを利用したワンタイムパスワードの導入などの対策を実施(強化)すると発表した。
ソフトウェアトークンを利用したワンタイムパスワードの導入
2014年1月をめどに、ソフトウェアトークンを利用したワンタイムパスワードを導入するという。ソフトウェアトークンを利用したワンタイムパスワードは、現在提供しているワンタイムパスワード生成器(ハードウェアトークン)の代わりに、顧客のスマートフォンなどに専用のアプリケーションをダウンロードしてワンタイムパスワードを利用するもの。
なお、現在提供しているワンタイムパスワード生成器(ハードウェアトークン)の利用手数料(2000円税込)も、10月15日より無料とする。
乱数表を発行しないWEBサービス提供
インターネットで残高照会・明細照会・振替などは利用したいものの、振込はしないという顧客向けに、「ダイレクトご利用カード」(乱数表)を発行しないサービスを2014年4月めどに開始する。振込機能がないので、不正送金などのセキュリティ面に不安を持っている顧客も安心して利用できるという。