日本マクドナルドは10日、警備会社と連携した「売上金投入機」を店舗に導入するなどして、防犯対策を強化すると発表した。同機の導入をはじめ、店舗で現金が取り出せないような現金管理手法を全店で導入していくという。

売上金投入機は警備会社の投入機で、一旦投入した現金は店舗では取り出せないようになっている。同社はこれまで各店舗に金庫を設置し、売上金の管理・保管を行ってきたが、同機の導入により、現金盗難や強盗事件などのリスクが大幅に軽減されると見込んでいる。

「売上金投入機」(イメージ)

このほかの防犯対策として、警備会社連動の固定式パニックボタンの設置と携帯型パニックボタンブザーの24時間携帯に加え、店舗設置の防犯カメラの映像保存を常時行う事で、強盗犯の割り出しをいち早く可能にする警備システムも全店で導入している。

また、深夜時間帯における最低3人以上の勤務体制やカウンター横のスイングドア施錠、深夜時間帯の入店を知らせるドアチャイムの設置なども行っているとのこと。

同社は今回の防犯対策強化により、これまで以上に来店客が安心・快適に食事でき、かつ従業員が安全に働ける環境を目指していくとしている。