土下座まつりの様子

岡山県新見市の新見船川八幡宮などで、300年の歴史を持つ「土下座まつり(御神幸武器行列)」が開催される。開催日は10月15日。

新見藩初代藩主、関長治のお国入りを今に伝える

同祭りは、船川八幡宮秋季大祭の一部で、元禄10年、一万八千石の格式をもって津山から新知された初代藩主、関長治公の大名行列を今に伝える歴史絵巻。

正式には「御神幸武器行列」と言い、藩主が祭礼に参内し、敬神崇祖の高揚と領民の安寧、五穀豊穣を祈念するために行ったとのこと。

大名行列は総勢64名。白熊と呼ばれる大槍、薙刀、鉄砲、弓、槍、大旗、馬印、沓篭(くつかご)などが行列を彩り、青竹を手にした二人の先払いを先頭に、新見船川八幡宮~宮地町の御旅所を往復する。

なお、行列が通る沿道の氏子は、清めの盛り砂を作り、腰を低くして敬虔に出迎えをする習わしとなっている。