女優の綾瀬はるかが9月30日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたNHK大河ドラマ『八重の桜』のクランクアップセレモニーに出席した。

大河ドラマ『八重の桜』のクランクアップセレモニーに出席した綾瀬はるか

同ドラマは、2012年9月3日のクランクインから約1年にわたって撮影を行い、12月15日に最終回となる第50話が放送される。会津戦争の回想シーンとなる最終回のラストシーンを撮り終えた主演の綾瀬はるかは、登壇すると感極まって泣き崩れながらも「本当にありがとうございます。1年があっと言う間で、撮影が終わるに近づくにつれ、もっともっと撮影がしたくなりました。皆さんのいい作品を作ろうとする愛情の深さを感じ、本当にモノを作る素晴らしさを改めて感じさせてもらいました。皆さんのことが大好きで、NHKに来るのが楽しかったです」と撮影を振り返り、「まだ放送は続きますが、視聴者の皆さんに元気を伝えられたらと願っています。最高の1年間、ありがとうございました」と作品に関わった喜びに浸りながら感無量な様子だった。

会場には、オダギリジョー、風吹ジュン、工藤阿須加、三根梓も駆けつけ、お祝いの花束を贈呈。綾瀬扮する新島八重の夫・襄役のオダギリは「本当に素敵な八重さんで、一緒にお芝居をしていて刺激や影響を受け、引っ張ってもらった感じがあり、とても感謝をしています」と綾瀬に感謝しながら、「終わるとポッカリするとは思いますが、気を強く持ってこれからも生きてください(笑)」と笑わせる場面も。八重の母親である佐久役の風吹ジュンも「本当に主役が綾瀬さんでスタッフやキャストもどれだけ支えられたことか。本当に私たちは救われました」とねぎらいの言葉を掛けていた。