映画『謝罪の王様』(9月28日公開)のニューヨークプレミア上映が現地時間の4日、リンカーンセンター敷地内の「Bruno Walter Auditorium」で行われ、俳優の阿部サダヲ、竹野内豊が舞台あいさつを行った。

自由の女神像の前で「わき毛ボーボーダンス」のポーズを決める阿部サダヲ(左)と竹野内豊

同作は、阿部サダヲ、宮藤官九郎(脚本)、水田伸生監督が映画『舞妓Haaaan!!!』、『なくもんか』に続いてタッグを組み、"謝罪"をテーマにした風刺コメディー。依頼人から舞い込むさまざまな問題を"謝罪"で解決する謝罪師・黒島譲(阿部)を中心に、日常のトラブルから芸能人の謝罪会見、国家存続の危機まで大小さまざまな6つのエピソードが交錯する。劇中では、物語のキーとなる「わき毛ボーボーダンスの自由の女神ポーズ」が度々登場。主演の阿部と超一流国際弁護士役の竹野内は、自由の女神像のほかニューヨークの人気スポットであるタイムズスクエア、ブルックリン橋などを訪れ、この"わき毛ボーボーダンス"を披露した。

2人は上映前に登壇し、英語であいさつ。今回初めてニューヨークを訪れたという阿部は「こうしてここに来ることができてうれしいです」と喜びを伝え、「スタッフに英語で話すように言われたんですけど…ごめんなさい、英語は話せません。大変、申し訳ございません!」と土下座。アメリカ在住の観客を笑わせると、「僕はこの映画の中で何度も謝罪しています。ドゲザ、ドゲザ、ドゲザ、スミマセン、スミマセン…。皆さんがこの映画を見に来てくれてうれしいです。ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えた。

一方の竹野内も「皆さん、こんばんは。竹野内豊です。今日はここに来ることができてうれしいです。また、皆さんにこの映画を楽しんでいただけたらうれしいです」と英語でスピーチ。さらに「でも、もし気に入らなかったら、忘れてください」とアルパチーノ風に「Forget about it」と語り、「ありがとうございます」と結んだ。