映画『劇場版 ATARU―THE FIRST LOVE & THE LAST KILL―』の完成披露試写会が3日、都内で行われ、キャストの中居正広(SMAP)、北村一輝、栗山千明、堀北真希、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、村上弘明、千原せいじ、中村靖日、庄野崎謙、島崎遥香(AKB48)、光宗薫、中村昌也、三好博道と木村ひさし監督が出席した。

映画『劇場版 ATARU―THE FIRST LOVE & THE LAST KILL―』の完成披露試写会に出席した光宗薫

同作は、中居主演で昨年4月から放送されたドラマ『ATARU』(TBS系)を映画化したミステリー作品。サヴァン症候群に起因する特殊能力を持つFBI捜査官のアタル(中居)は、日米で起きたコンピューターウイルスによる爆破事件の捜査に参加する。事件解決の手掛かりをもたらすアタルだったが、犯人とされる謎の女性・マドカ(堀北)しか知りえない情報ばかりだったため、容疑者として身柄を拘束されてしまう――というストーリーで、映画は14日から全国公開予定。

舞台あいさつでは、シャボン玉が浮かぶステージに豪華キャストが勢ぞろいすると、観客は割れんばかりの大歓声。主演の中居は「皆さんの顔はこっちから一切見えないから!目が合ったと勘違いしないで」とあいさつして笑いを誘うと、元刑事で探偵の蛯名舞子を演じた栗山は「面白くて感動したので、みなさんとその気持ちを共有出来れば」と笑顔でアピール。続けて、栗山の弟役を演じた玉森がマイクを持つと会場からは黄色い歓声が上がり、中居は「俺より『キャーキャー』が多くない?」と事務所後輩の人気に嫉妬した。

今年1月にテレビ放送されたスペシャル版に引き続き、重要な役どころを演じた堀北は「不気味で怖い役を頂いたのは意外でした」とオファー時を振り返りつつ、「最後はズシッと鳥肌が立つ感動に包まれた」と作品の出来に大満足。米・ロサンゼルスでのロケに関し、中居が「暑かったけど、堀北さんは全然文句を言わなかった」と称賛すると、堀北は「中居さんは優しいっぽい感じ?2ヵ月前のことだし……」とつれない態度。それを聞いた中居は「俺が10しゃべると1しか返ってこない。コミュニケーションを取れなかったから、2人で背中を向けて本を読んでた」と暴露し、堀北は「おしゃべりは上手じゃないので」と苦笑いした。

また、この日はAKB48グループの元メンバーで、同作で女優業を再開した光宗が元気な姿で登場。公の場は、昨年8月に行なわれた映画『女子カメラ』の完成披露試写会以来、約1年1ヵ月ぶりで、「ドラマから引き続き出演出来て、本当にうれしく思っています」とあいさつし、「途中から涙が止まらなかった。大好きな映画です」と笑顔。一方、スペシャル版から同シリーズに参加したAKB48現メンバーの島崎は「中居さん、お小遣いをくれてありがとうございました」とぶっちゃけると、観客からは「えー!?」と非難の声が上がり、中居は「40歳のオジサンが10代の小娘に500円あげただけ」と必死で釈明していた。