「メランコリー ビーナス(部分)」1995年 (C)MUTTONI/撮影 川上弘美・武藤政彦

八王子市学園都市文化ふれあい財団は9月13日~11月24日の2カ月間、八王子市夢美術館(東京都八王子市)にて、「ムットーニワールド からくりシアターIII」を開催する。

自動人形師ムットーニの新作も公開

ムットーニ氏(本名 武藤政彦)は、機械やからくりで自動的に動く人形"自動人形"をあやつる自動人形師。横浜で生まれ育ち、現在は多摩地域を拠点として活動している。油絵師や彫刻家とは異なり、箱に内蔵された人形などを使って、音楽・効果音・光(照明)・本人の語りを取り入れながら物語を表現する。

人形や動物・モノなどを再現する自動人形だけではなく、その場の物語や空間も主役となって作品が作られる。それゆえ、観客はまるで映画館にいるかのような感覚を味わうことができるとのこと。

今回の特別展では、大型・中型・室内型作品に加え、より大がかりに展開される組作品も展示する。さらに、油彩画・レリーフ画・ラフスケッチなども合わせることにより、これまで以上に充実した内容となっており、新作も公開する。

出展を予定しているものは、「メランコリービーナス」「サテライト キャバレー」「カンターテ ドミノ」「グロリア マリアが来たりて」など。

同イベントの開催時間は、10時~19時。観覧料は一般500円、学生(小学生以上)・65歳以上の高齢者250円。5名以上は、一般400円、学生(小学生以上)・65歳以上の高齢者200円。