「舞男」は、東西南北に向かって矢を放つ

茨城県龍ケ崎市では7月28日に、同市を代表する伝統の神事「撞舞(つくまい)」を、市内根町の撞舞通りにおいて開催する。

アクロバティックな「舞男」の技に注目!

人がひとり立てるくらいの小さなスペースで、伝統のパフォーマンスを行う

「撞舞」の始まりは16世紀後半、戦国時代と言われており、国選択・県指定無形民俗文化財の指定を受けている。雨ごいや五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災を祈願する意味合いがあり、柱に登った「舞男」が放った矢を拾った人は、一年間災厄を免(まぬが)れるとされている。関東の奇祭のひとつと言われ、毎年約1万人が訪れるという。

「撞舞」は祇園祭最終日の夕刻に、龍ケ崎市内の八坂神社で行われる。かえるの面を付けた「舞男」が、高さ14mの柱に笛や太鼓の囃子(はやし)に合わせてよじのぼり、柱の頂上で逆立ちやあお向けになるなどの伝統のパフォーマンスを披露。ラストは頭を下にして、斜めに張った綱をすべり降りる技で締めくくる。

また、今年は「舞男」をモチーフにした市公式マスコットキャラクターの「まいりゅう」が新登場。同イベントを盛り上げる。同イベントは龍ケ崎市根町「撞舞通り」にて、7月28日の17時~19時に開催。