多くの露店が軒を連ねる「すもも祭」 ※画像は過去の開催の様子

東京都府中市の大國魂神社は20日、「すもも祭」を開催する。

毎年7月20日だけ、「からす団扇」「からす扇子」を頒布

同イベントは、夏の風物詩として近郷近在の人々より親しまれているお祭り。毎年7月20日に行われる。

源頼義・義家父子が、奥州安倍氏平定(前9年の役)の途中、大國魂神社に戦勝祈願をし、戦に勝ち凱旋の帰途、戦勝御礼詣りのためのお祭りが起こったのが、その起源とされる。祭神饌の一つとして李子(すもも)を供え、境内にすもも市が立つようになったのが、同祭の名前の由来となっている。

当日は、五穀豊穣・悪疫防除・厄除の信仰をもつ「からす団扇」「からす扇子」を頒布。この扇であおぐと、農作物の害虫は駆除され、病人は直ちに平癒し、玄関先に飾ると魔をはらいその家に幸福が訪れるといわれる。これを受ける人々で境内は終日にぎわい、参道には李子を売る店をはじめ、約120軒の露天商が軒を連ねるという。

開催日は、7月20日。からす団扇・からす扇子の頒布は、6時より21時頃まで行う。露天商は、7時頃より開店し、閉店は21時頃。会場は、大國魂神社(東京都府中市宮町3-1)。その他、詳細は同神社Webサイトを参照のこと。