映画『ローン・レンジャー』のジャパンプレミアが17日、東京・港区の六本木ヒルズで行われ、来日したキャストのジョニー・デップ、アーミー・ハマーとゴア・ヴァービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが出席した。

映画『ローン・レンジャー』のジャパンプレミアに登場したジョニー・デップ

西部活劇がモチーフの同作は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手掛けたヴァービンスキー監督、ブラッカイマープロデューサーとデップが再タッグを組んだアクション・アドベンチャー作品。悪霊ハンターのトント(デップ)は、少年時代に起こった事件の復讐を果たすため、パートナーとして瀕死の若き検事・ジョン(ハマー)を甦らせる。正義のために謎のヒーロー"ローン・レンジャー"として復活したジョンは、トントと共に巨悪に立ち向かう――というストーリーで、映画は8月2日から全国公開予定。

約2,000人のファンが詰めかけたレッドカーペット会場に、デップやハマーらが登場すると「ジョニー!」、「アーミー!」と悲鳴に近い大歓声。この日はあいにくの雨だったが、デップは約1時間もの間、ファンへのサインや握手、報道陣のサウンドバイツに快く応じてファンを歓喜させた。専用ジェット機で共に来日した交際中のアンバー・ハードと2人の子どもたちは姿を見せなかったが、ハマーは妻のエリザベス・チェンバースを伴って出席。ハマー夫婦はレッドカーペットを仲良く歩き、報道陣向けの写真撮影ではチェンバースがハマーにキスをするなどラブラブっぷりをアピールした。

舞台あいさつでは、ヴァービンスキー監督が「コンバンハ~。キモサベ」と日本語と劇中でトントが呼ぶジョンの愛称(間違った兄弟の意)であいさつし、「みなさんの為に魂を込めて作ったので楽しんで」と自信を持ってPR。白塗りの顔にカラスを頭に乗せたコマンチ族のトントを演じたデップは、「アクションやコメディなど色んな要素があって、強いメッセージも込められている」と同作を紹介し、「私にとっても誇りであるこの作品をみなさんに届けられてうれしい」と笑顔。イベント中は、劇中でパートナーだったハマーの手を振らせたり、あいさつをするハマーにマイクを向けるなどお茶目な一面も覗かせていた。