来日中の俳優、ベネディクト・カンバーバッチ、女優の栗山千明、お笑いコンビ・ココリコの田中直樹が16日、都内で行われた映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の舞台あいさつに登場した。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の舞台挨拶に登場した左から栗山千明、ベネディクト・カンバーバッチ、田中直樹

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は、2009年に公開された映画『スター・トレック』の続編。5月に全米で公開されると8,670万ドルの興行収入をあげNo.1のオープニングを記録。その後も世界57カ国で大ヒットを記録している。

この日、会場に集まったファンに向かってB・カンバーバッチは「観客の生の声を聞くという機会はなかなかないので、このように直接皆さんにお会いできて、興奮しています」とあいさつ。長年続く「スタートレック」シリーズに参加できたことについては「役者として、これ以上ない経験をさせてもらいました」とその想いを明かした。また、「(映画公開まで)長く皆さんをお待たせしてしまって……。(配給会社の)パラマウントの方々がすごく時間をかけてしまったんじゃないかと思うんですが」と冗談を交えつつ、「皆さんをお待たせした甲斐のある作品に仕上がっています」と自信を伺わせた。

同作でウフーラ役(ゾーイ・サルダナ)の吹き替えを担当した栗山は「あなたのような低くて良い声になる秘けつを教えて」とB・カンバーバッチに尋ねると「登録商標済みだからちょっと言えないんだよなぁ、でもタバコとお酒だよ」とちゃめっ気たっぷりに話し、「でも、あなたは美しい声をしているんだから、低い声になることはないよ」と気遣った。

B・カンバーバッチは7月19日に誕生日を迎えることから、エンタープライズ号とジョン・ハリソン(同作でB・カンバーバッチが演じた役柄)を型どったケーキとともにスポック風の特殊メイクを施したココリコの田中直樹がサプライズで登場し、「スポックとして誕生日をお祝いさせていただきました、今日は顔が長めなスポックですみません」とあいさつ。B・カンバーバッチは同作のストーリーにちなみ「映画のなかでは私達はあまり仲が良くないんだけどね」と笑いながら話し、ジョン・ハリソン型のケーキを頭からパクリ。「この映画にはこういうシーンはないよ」と釈明しつつ、「美味しいです」とコメントし、会場を沸かせていた。映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は8月23日より全国公開。