ゴールドウインは6月27日、社会人の自転車利用マナーを高めようと警視庁が実施している「自転車安全利用モデル企業」に、全国で初めて指定された。
対象者には通勤手当や駐輪場、シャワー室の提供も
自転車ウェア関連商品を販売している同社では、社員みずから自転車にのることで購入者の視点に立つとともに、健康的な生活を送ること、エコ通勤を通じ環境意識を高めてもらうことを目的に、2010年の3月に自転車通勤を社内制度化。2013年6月末現在、15名がこの制度を利用し通勤を行なっているという。
同社が指定された「自転車安全利用モデル企業」は、通勤や業務で自転車に乗る従業員が多く、交通安全に力を入れている企業の取り組みを紹介し、他社の参考にしてもらおうというもの。「マナー向上の担当者を配置」「社内規則を制定」「交通安全指導を年1回以上実施」などの条件を満たした企業が対象となる。
なお、同社が取り組んでいる「自転車通勤制度」は、自宅から本社ビルまで走行距離2km~20km圏内の社員が対象。申請者に対しては距離に応じた通勤手当を支給するほか、本社地下駐輪場やシャワー室を提供する。また、飲酒運転や過労運転など7つの禁止事項や、ヘルメット・グローブの着用、任意保険への加入を義務づけるなど、安全配慮や制度利用者の倫理観醸成を目的とした、規則や義務を設けているという。