海外旅行上手だと思っている人はトラブルに注意

メディア・シェイカーズが運営するM1・F1総研のスマートマネー研究所は9日、「海外旅行中に遭遇したトラブルや失敗」についての調査結果を発表した。同調査は6月22日~23日、関東一都三県の有職社会人(20歳~34歳)で、直近1年以内にプライベートで海外旅行に行った人に対し実施。412名から得た回答を「自分を海外旅行上手だと思っている人」と「自分を海外旅行上手だと思っていない人」に分け集計比較した。

海外旅行が上手だと思っている人はトラブル遭遇が多い

「海外旅行上手派」の遭遇したトラブルは、1位から順に「支払いを紙幣で行い、小銭が余り過ぎた」(18.1%)、「タクシーでのトラブル」(16.9%)、「両替のし過ぎ」(16.1%)、「ぼったくり」(15.7%)、「ロストバゲッジなど空港・飛行機でのトラブル」(13.4%)となっており、「お金に関するトラブル」と「慣習や環境に対応できないことによるトラブル」が多かった。

対して「海外旅行上手だとは思っていない人」は、同じく「支払いを紙幣で行い、小銭が余り過ぎた」(20.3%)が1位だったものの、2位は「チップの適正金額が分からず多く払いすぎた/払い忘れた」(15.2%)、3位は「言葉が通じずに揉めた」(8.2%)となり、他のトラブルは「海外旅行上手派」より大幅に少なかった。

現金を持ち歩く場合は窃盗に注意

この結果と合わせ、旅行添乗員5名に対してグループインタビュー調査を実施したところ、「多額の現金を持ち歩いて窃盗被害」「最終日のフリータイムで現金を盗難」など現金に関する失敗と、「レストランの水や公衆トイレでお金を払うことに抵抗」「部屋のスリッパを履いたままホテルのレストランに入る」など、現地の慣習や常識に即応できない失敗があげられた。

カードを中心に使い現金とは別に持つ

また同グループインタビューに加え、50名の添乗員を対象に「あなたが考える旅行上手な人」についてアンケート調査を行ったところ、「荷物をコンパクトにまとめ小さなバッグで持ち歩く」「現金とカードを別々に持つ」「計算ミスなどの防止のためカードをメインに使う」「現地の通貨事情などを事前にチェックする」などがあがった。調査の詳細は「スマートマネー研究所のレポート」で閲覧できる。