御船山楽園各所に展示される竹あかりのオブジェ

佐賀県の御船山楽園(武雄市武雄町)で、3,000個もの竹灯籠のオブジェを御船山楽園に展示する「納涼~竹あかり~2013」が開催される。開催期間は7月13日(土)~8月18日(日)、時間は19時30分~22時まで。入園料は大人300円、子供100円。

竹灯籠の光でつくられたハスの花が開く

同イベントは、庭園の池の周囲の散策路を中心に3,000個の竹灯籠、ハスの花のモチーフ、光のカーテンなどのオブジェを設置し、池の水面には、水灯籠を浮かべるなど、池泉回遊式庭園ならではの演出を施している。

また、江戸後期造園時、武雄鍋島家の別邸として、池のほとりに建てられたかやぶき屋根の「萩野尾御茶屋」を特別公開。「冷茶とトコロテン」セットなどが販売され、味を楽しみながら池に浮かぶ水灯籠の演出を観覧できるほか、期間中は「御宿竹林亭」並びに「御船山観光ホテル」の宿泊者は入園無料のほか、深夜の「お茶屋バー」を利用できる。

なお、浴衣や甚平を着て来場した人は入園が無料になるとのこと。

御船山楽園とは?

同園は、佐賀・鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が、日本を代表する狩野派の絵師を京都から招いて完成予想図を描かせ、約3年かけて1845年に完成させた庭園。

東京ドーム約10個分にあたる約15,000坪の敷地内には、ツツジや桜、大藤、カエデなど数十万本の植物が植えられており、四季折々の花を咲かせるという。その風光明媚さと歴史的意義が評価され、文化庁の国登録記念物(名勝地関係)に登録されている。

特別公開される「萩野尾御茶屋」