色に関する資格や試験はいくつか存在します。今回は色に関する知識や技能を問う試験「色彩検定」についてご紹介します。以下で試験方法や受験資格、合格率などを事前に確認しておきましょう。

■色彩検定とは何か?

色彩検定とは公益社団法人色彩検定協会(A・F・T)が実施する、文部科学省後援の民間試験です。1~3級の3段階に分かれており、合格するとA・F・Tから色彩コーディネーターの称号が与えられます。

■色彩検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

受験資格:特になし(1級と2級、2級と3級の併願受験が可能)

合格点:正答率70%前後(その都度変更)

試験日:6、11月(1級は11月だけの実施、12月に2次試験)

試験方法と時間:
【3級】マークシート方式(70分)

【2級】一部記述式のマークシート方式(80分)

【1級】1次試験 一部記述式のマークシート方式(90分)、2次試験 一部実技を含む記述式(90分)

試験レベルと内容:公式サイトを参照

参考サイト:色彩検定協会 カラーコーディネーター

■色彩検定の難易度は?

公式サイトの受験者データによると、2012年度の合格率は3級で73.2%、2級で61.9%、1級で36.2%となっています。10~20代の受験者が多く、学生の場合は専門学校生と大学生、社会人の場合は流通・販売・小売、サービス業をメインとして他さまざまな職業の人がチャレンジしています。公式テキストを使って学習すれば高い確率で合格も目指せるでしょう。

■色彩検定のメリットは?

色彩検定は「色」に関わる様々な分野で活用できます。専門部署への異動やキャリアアップに役立てたり、色に直接関わる職業に就いたりすることも可能です。1級は仕事に直接活かせる内容も多いため、実践向きといえるでしょう。