本田技研工業は20日、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載した上級セダン「アコード ハイブリッド」を21日に発売し、同車をベースとした「アコード プラグイン ハイブリッド」を、法人企業や官公庁などを中心に21日からリース販売すると発表した。

「アコード ハイブリッド」

アコード ハイブリッドは、新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を採用した同社独自のハイブリッドシステムであるSPORT HYBRID i-MMDを搭載。発進と低中速域のクルーズは主にモーターのみで走行し、加速時などはエンジンで発電しモーターで走行、高速クルーズは主にエンジンで走行するなど、EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブの3つのモードを自動的に切り替えて走行することで、JC08モードで30.0km/Lという低燃費を実現している。価格は365万円~390万円。

「アコード プラグイン ハイブリッド」

アコード プラグイン ハイブリッドは、家庭用電源からの充電を可能とし、日常走行のほとんどをEV走行できるプラグインハイブリッドシステムを搭載。JC08モードで70.4km/Lという低燃費を実現したほか、満充電でEV走行距離37.6kmを達成。EV走行可能距離がゼロになった後も、ハイブリッドモデル同様の高効率走行が可能となっている。価格は500万円。

そのほか、両車種共にセダンらしいフォーマルさを持った端正なデザインとしながら、燃費に直結する空力性能を向上したエクステリアを採用。インテリアは、V字レイアウトの座席配置によってリア席からも爽快感ある視界を確保したほか、走行状態に関連するさまざま情報を表示するメーターなどを搭載している。

「アコード ハイブリッド」インテリア

また、同社独自の 「G コントロール技術」による衝突安全ボディ、歩行者傷害軽減ボディ、および新構造サイドエアバッグシステムなどによって、事故時の被害軽減を目指すとともに、事故の未然防止を目的とした安全技術を採用している。