長い時間をかけて作り上げた履歴書。せっかく作ったのだから、ちゃんと採用担当者に目を通してほしいですよね。ただし送り方のツメが甘いと、送っても履歴書を読んですらもらえないことすらあります。今までの努力が無駄にならない、履歴書の正しい送り方もチェックしておきましょう。

■履歴書は角2封筒に入れよう

市販の履歴書についている長3封筒は、なるべく利用しないようにしましょう。折ってある履歴書を読むよりは、折らずに入っている履歴書の方が読みやすいためです。履歴書を折らずに入れられる角2封筒を利用するのがお勧めです。

■封筒の色は白?

封筒の色は、なるべく白にしましょう。茶封筒が悪い訳ではありませんが、人によっては安っぽい印象を与えてしまうことも。また白い封筒に入っていれば、会社宛てのたくさんの郵便物の中から、履歴書の入っている封筒を見つけやすくなります。

■封筒の表書きには、採用担当者の名前まで

履歴書の送付先は、会社の住所と会社名だけでなく、採用担当者の氏名までしっかり記入し、最後は「様」で締めくくりましょう。「御中」は、会社宛ての誰に送っていいかわからない場合に使用します。また「御中」は主に、会社同士で書類のやりとりをする場合に使うため、履歴書郵送時には使わないようにしましょう。「応募書類在中」または「履歴書在中」と赤ペンで記入するのも忘れずに。

■封筒に入れる時の順番

封筒の表面から書類を出した時に、添え状、履歴書、職務経歴書の順番で確認できるように封筒の中へ入れましょう。

■封筒の裏書きには、履歴書を投函(とうかん)した日付も忘れずに

裏書きには、自分の住所・氏名を記入するのと同時に、左上に投函(とうかん)した日付を記入するのがベストです。また封を閉じる部分には、封をしましたという印「〆」を記入するのを忘れないようにしましょう。

■ダメな履歴書の送り方、郵便料金が足りていない

角2封筒で送る場合、定形外の扱いになるため定形郵便物と同じ重さでも、80円切手では足りません。50グラム以内の定形外郵便物は120円の切手が必要なので注意しましょう。

■ダメな履歴書の送り方、誤字脱字あり、または修正した宛名書き

同じ文字が並ぶ封筒の表書きは、誤字脱字や間違いを見抜かれやすい部分です。特に会社名、採用担当者名の漢字間違いは悪い印象を与えてしまいます。また間違えたことに気づいて、修正ペンや二重線で修正したからといって、印象が良くなる訳ではありません。履歴書を送る封筒は、宛名書きに成功したものだけを送るようにしましょう。