夫デヴィッドに称賛を送ったヴィクトリア・ベッカム (C)BANG Media International

ヴィクトリア・ベッカムが、5月16日に現役引退を表明した夫デヴィッド・ベッカムに拍手喝采を送っている。

ヴィクトリアは、そのキャリアを通して自身や子供たちの「お手本」であり続けたデヴィッドを称賛し、家族はデヴィッドの目を見張るような達成の数々をとても誇りに思っていると、次のように話している。

「子供たちや私はデヴィッドのことをとっても誇りに思ってるわ。この15年間というもの、世界中のクラブで活躍し続けたデヴィッドを見守ってきたけど、私たち家族みんなにとってもかけがえのない道のりだったのよ。私と子供たちは観客席から応援してきたわ。彼はマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、ACミラン、LAギャラクシー、パリ・サンジェルマンなどのチームでトロフィーを幾つも獲得してきたのよ。(引退を決めるのは)簡単な決断ではなかったわ。でも、私や子供たちにとってデヴィッドは常にスポーツ選手であるし、献身的な夫、そして父親なのよ。彼はスポーツのための本物の親善大使だし、これからもそうあり続けるわ。それに私や子供たちにとってだけでなく、世界中の何百万人もの人にとってお手本となる人なの。家族みんな、これから始まる新しい人生や家族が1つになって経験するだろう冒険にワクワクしているの」

16日にデヴィッドの引退が発表されたことを受けて、多くの著名人がツイッターでデヴィッドを褒め称えていて、イギリスのデービッド・キャメロン首相は「デヴィッド・ベッカムはそのキャリアを通じて素晴らしいサッカー選手でした」とコメントし、ロンドンのボリス・ジョンソン市長も「デヴィッド・ベッカムがサッカー界を引退すると知りました。デヴィッドと家族の皆様の今後の健闘を祈ります。デヴィッドは素晴らしい人物で、去年のオリンピックではお手本となるようなアンバサダーを務めてくれました」と称賛のコメントを寄せている。

また、イギリスのコメディアン、ジャック・ホワイトホールもデヴィッドが髪型を頻繁に変えることをジョークのネタに「ベックスが引退したってこっちは何も変わらないさ。俺はヘアサロンに通い続けるよ。だって13歳の頃からサロンに行ってはデヴィッド・ベッカムみたいにしてくれって頼んでるんだからな」と話している。

現在、所属するフランスのパリ・サンジェルマンが19年ぶりにリーグ1で優勝のタイトルを獲得した直後の引退発表となったデヴィッドだが、国際サッカー連盟FIFAが選ぶ年間最優秀選手にも選ばれているアルゼンチンのリオネル・メッシと最近の試合で対戦した時に自身の衰えを感じたために潮時だと悟ったという。いつ引退の決断をしたかと聞かれたデヴィッドは「メッシが自分の前を走り去った時かな」とジョーク交じりに答えている。

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