八木山動物公園でチンパンジーの赤ちゃん誕生

仙台市太白区の八木山動物公園では、同園10年ぶりだというチンパンジーの赤ちゃんが5月2日に1頭、誕生した。

性別判明後に、赤ちゃんの名前を公募予定

今回生まれた赤ちゃんは父親・チャチャ(21歳)と、母親・メダカ(22歳)の間に生まれた第三子。

チャチャとメダカは2001年に第一子を授かったが、4カ月目に子供を亡くしてしまった。その後、第二子を2003年に授かり、今回は第二子誕生から数えて、およそ10年ぶりの第三子となる。赤ちゃんの性別はまだ判別されておらず、分かり次第、名前を公募にて命名する予定とのこと。

赤ちゃんは、5月10日より一般公開中

10年ぶりの子育てにも関わらず、母親のメダカは上手に赤ちゃんの面倒を見ており、その様子は同園にて5月10日より一般公開されている。

絶滅危惧種チンパンジーの繁殖に成功

チンパンジーの寿命は野生でおよそ45~50年。繁殖年齢は一般的にオスで16歳から、メスでは13歳から可能になる。今回、八木山動物公園で繁殖に成功したチャチャとメダカは、21歳と22歳のカップル。

近年、動物園で飼育されるチンパンジーが交尾を嫌うことから、繁殖の危機が騒がれている。絶滅危惧種の保存という観点から、各地の動物園ではチンパンジーのお見合いなど、様々な取り組みを行っているとのこと。

同園開園時間は10月31日までの期間、9時から16時45分。休館日は毎週月曜日。11月1日からは9時から16時まで。料金は一般400円。小・中学生100円。

詳細は、同園のウェブサイトにて確認できる。