トヨタ自動車は16日、中国の子会社であるトヨタ自動車(中国)投資有限会社が、近い将来の中国における福祉車両事業化の可能性を探ることを目的に、6月より約1年半、上海市と北京市で試験的に福祉車両のリースを行うと発表した。

「アルファード サイドリフトアップシート車」

今回の試験リースは、「アルファード」(サイドリフトアップシート車)と、「ハイエース」(車いす仕様車)の福祉車両計5台を、上海市民政局と理愛(北京)企業管理諮詢(しじゅん)有限公司に無償でリースするもの。リース車両は、それぞれが運営する介護施設のデイケアサービス利用者の送迎に使用し、中国における福祉車両の有用性やニーズの検証を行うとのこと。

また同社は、上海市で開催されている中国(上海)国際福祉機器展(会期 : 5月16日~18日)にも出展。高齢者や体が不自由な人はもちろん、介助者にも安全で快適なカーライフを提供する福祉車両を紹介するとしている。