フォルクスワーゲン グループ ジャパンは23日、フォルクスワーゲン国内正規輸入60周年を記念した限定モデル「ザ・ビートル・フェンダー・エディション」を発売する。世界的なギターメーカー、フェンダー社と共同開発したサウンドシステムを搭載したモデルだ。
同モデルは2011年に開催された東京モーターショーで参考出品され、大きな評判を呼んだ「ザ・ビートル フェンダー」の市販バージョン。1946年に米国で設立され、ギターやアンプメーカーのマーケットリーダーとして多くのミュージシャンが愛用するフェンダー社が、初めて自動車メーカーに協力して誕生したモデルだ。両社が共同開発したプレミアムオーディオシステム「フェンダーサウンドシステム」を搭載する。
このシステムは専用にチューニングされたヘッドユニット「RCD510」と、4つのツイーター、4つのミッドレンジスピーカー、それにサブウーファーで構成される。フロント用のミッドレンジスピーカーは直径20cm、サブウーファーは専用エンクロージャーに設置されるなど、贅沢なシステムだ。総出力は400Wに及ぶ。
エクステリアには専用デザインの18インチアルミホイール、LEDポジションランプ付バイキセノンヘッドライト、電動パノラマスライディングルーフなどが追加装備され、フロントフェンダーには専用エンブレム「Fender」があしらわれる。インテリアにはフェンダー社の伝統的なエレキギターを象徴する2トーンのウッドデザイン「Sunburst」を採用したインストゥルメントパネルなどを装備する。価格は315万円で、600台の限定発売。