百段階段で「ねこらんまん展」開催

総勢45名のアーティストによる約2,000匹ぶんの猫アートを集めた「ねこらんまん展」が、東京都指定有形文化財指定の目黒雅叙園「百段階段」にて開催される。期間は6月21日~7月4日。

日本画壇の巨匠「竹久夢二」の非公開原画、スケッチ、版画を展示

「ねこらんまん展」では、猫をモチーフにした近現代の作家や造形作家の作品のほか、日本画壇を代表する巨匠「竹久夢二」の原画やスケッチ、版画なども展示される。群馬県・竹久夢二伊香保記念館が所蔵しているもので、一般には非公開とされている秘蔵作品が公開されるという。

山本リンダの猫アートも、入札制で販売決定

同展では、歌手でありアーティストでもある「山本リンダ」の猫アートも展示される。今回展示予定の作品は山本リンダの愛猫を描いたという絵画作品で、6月30日午後3時より入札制で販売される予定。売り上げは盲導犬育成と東日本大震災で被災した動物たちの支援に充てられる。

85年前に作られた昭和の竜宮城「百段階段」

なお、展示会場は、昭和の竜宮城として名高い目黒雅叙園にある「百段階段」。目黒雅叙園は太宰治の小説「佳日」にも登場する豪華絢爛(ごうかけんらん)な装飾が特徴の料亭で、日本最古の結婚式場でもある。

目黒雅叙園は平成3年に全面リニューアルを行ったが、「百段階段」は当時のまま保存されており、平成21年には東京都指定の有形文化財に登録されている。

詳細は、公式サイトで確認できる。