4月中はおとなしかったものの、ここ2週間は週替りで何らかのトピックがあるジャスティン・ビーバー (C)BANG Media International

カナダ出身のポップス・R&Bシンガーのジャスティン・ビーバーが著作権侵害で訴えられている。

今回ジャスティンは、アッシャーをフィーチャリングに迎えて2010年に発表した楽曲「サムバディ・トゥ・ラブ」を巡って訴えを起こされており、R&Bシンガーのデヴィン・コープランドと作曲家のマレイオ・オーヴァートンの2人が同曲の所有権を主張している。デヴィンとマレイオの主張によれば、ジャスティンが発表した同シングルはタイトルだけでなく、拍子記号やビートのパターンに至るまですべて2人が作った楽曲と同じだという。

さらにデヴィンとマレイオの2人は、本件の主張を立証するため2つの曲の間のコードと歌詞の類似性も指摘しており、「2つのバージョンの『サムバディ・トゥ・ラブ』の間にこれほどの類似点がある可能性などゼロに等しいはずなのです」と述べている。

また、音楽スカウトが2人の制作した同曲をジャスティンのアルバムではなく、アルバム『レイモンドV レイモンド』に収録してもらうことを視野にアッシャーの方に2009年にその曲を持ち込んでいたと言われている。しかし、アッシャーは翌年の2010年にリミックス・バージョンという形で「サムバディ・トゥ・ラブ」をジャスティンとレコーディングしていた。

今回の訴えでは、ユニバーサル ミュージック・グループを含めて19の組織・団体などが被告側に立たされている。

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