Q.出席した結婚式で正直うれしくない引き出物をもらったことはありますか?

結婚式から帰ってきて、一息ついて、もらった引き出物の箱を開けてみると……なぜクマの人形?! 今回は、マイナビニュース会員のうち独身男性200名に、今までもらった結婚式の引き出物で、正直うれしくなかったものについて聞いてみた。

Q.出席した結婚式で正直うれしくない引き出物をもらったことはありますか?

はい 29.0%
いいえ 71.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな引き出物でしたか? うれしくなかったのはどうしてですか?

■写真入り、名前入り
・「乾杯のときに使った夫婦の名前入りの升」(44歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「名前入りの湯飲み」(26歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「2人の写真がプリントされたラジカセ」(29歳男性/電機/技術職)
・「ランプ、名前が入ってかなり大きくて置く場所がなかった」(48歳男性/その他/その他)
・「名前入りの時計」(30歳男性/通信/技術職)

■重さが問題
・「重量級の花瓶」(41歳男性/建設・土木/営業職)
・「新郎の実家が農家なのでお米をもらったが、遠方からの出席だったので持ち帰るのが大変だった」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「和物のお皿とお茶碗と湯呑の5点セット……持ち上がらないほど重い!」(38歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

■使い勝手が悪い品々
・「ペンケース、凝ったつくりで使い勝手が悪い」(35歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「しゃぶしゃぶ用の浅い鍋……しゃぶしゃぶ以外使えず、しゃぶしゃぶなんて家ではしないので」(29歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「手づくり時計、つかえないものだった」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「ポットと湯のみの運搬台らしきものだったけど、使い方が最後まで分からなかった」(61歳男性/その他/その他)
・「外国の魔よけの置物」(25歳男性/自動車関連/営業職)
・「人形」(29歳男性/情報・IT/技術職)

■高級すぎても
・「外国のブランド物白磁のお皿だったのですが装飾がすごくて使えない……だいたい引き出物はろくな物がないです、業者のセンスが疑わしい」(56歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「高価そうな皿、汚す気になれないから」(28歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「高級そうなお菓子、自分の口には合わなかったので」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■昔ながらのアレ
・「かつお節、意味がわからない」(46歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「砂糖でできたタイの置物」(28歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「酒粕」(32歳男性/情報・IT/技術職)

■総評
結婚式でもらってうれしくなかった引き出物、まずは新郎新婦の写真入りの皿やカップ類。「使い道がない」「捨てるに捨てられず困っている」「悪いけど不燃ゴミで捨てた」など、贈られた側にとっては本当に扱いに困るようだ。名入りや写真入りでなくても、「LOVEの文字が入った食器」や「ハート型の皿」などは、独身男性が使うのは相当厳しそう。ラジカセやランプ、時計なんて、名前さえ入っていなければ……もったいない。

引き出物の定番は「あまり重くないもの」だが、そのセオリーを無視(?)して、「持ち上がらないほど重い」豪華な和食器セットや米袋を選んだ新郎新婦もいたよう。また、外国の魔よけの置物や手作り時計、しゃぶしゃぶ専用の鍋など、用途が限られているようなものも、広く喜んではもらえない。自分たちが贈りたいものと、他の人がもらってうれしいものは違う、ということを忘れないようにしたい。

砂糖でできたタイの尾頭やかつお節など、昔ながらの伝統的な引き出物は、いくらおめで"タイ"とはいえ、現代社会にはそぐわないシロモノになっているよう。家同士の取り決めで、当人たちの意見がなかなか通らない状況もあるかもしれないが……。いずれにせよ、もらう人のことを考え、せめて迷惑にはならないような引き出物を選びたいものだ。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2013年4月25日~2013年4月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート