女優の藤山直美が、6月放送予定のフジテレビ系ドラマ『鬼女(きじょ)』で、約3年ぶりにドラマ出演を果たすことが7日、明らかになった。
藤山が演じるのは、若くもなく、決して美人とは言えないその容姿とは裏腹に、次々と男をだまし、多額の保険金を掛けて連続不審死させた容疑をかけられる結婚詐欺師・三崎真由美。同作は彼女の裁判をとおして、その事件の真相を追うフリーライター・野元千明(夏川結衣)、真由美の事件の真相を暴こうとする検事の岡部貴子(田中美佐子)の3人の女性の姿を描いている。
藤山は、真由美を演じるにあたって、あえて素顔に大きなシミを描いて撮影に臨んだ。「これ、たのしいでしょ?」と喜ぶ一方、初のサスペンスに「舞台で人を殺すのはひとつの所作ごとになっていたりするけれど、テレビの方が生々しくて怖かったです」と新鮮な様子で、「テレビは舞台とはまったく違う場所やと思ってるので、わからへんから監督さんに全部任せてます」と語っていた。
夏川、田中のほか、鬼女の餌食となる被害者役に岸部一徳。その被害者の娘で、法廷で真由美に対して「ブス!」とつかみかかる衝撃的なシーンを小池栄子が演じた。また、同作の主題歌を浜崎あゆみが担当。ドラマの世界観と合っていたことから、アルバム『LOVE again』に収録されている楽曲「Ivy」が採用された。