映画『HK/変態仮面』の初日舞台あいさつが13日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの鈴木亮平、清水富美加、ムロツヨシ、安田顕が出席した。

映画『HK/変態仮面』の初日舞台あいさつに立った鈴木亮平(右)と清水富美加

同作は、90年代に週刊少年ジャンプで連載されたあんど慶周の漫画『究極!!変態仮面』を、『コドモ警察』シリーズを手掛けた福田雄一監督が実写化したコメディ作品。ドMの刑事とSM女王様の間に生まれた高校生の色丞狂介(鈴木)は、想いを寄せる転校生・姫野愛子(清水)を強盗から助けようとするが、覆面と間違って女性用のパンティを被ってしまう。今までに経験した事の無いエクスタシーを感じた狂介は、それをきっかけに"変態仮面"という絶対に賞賛されないヒーローになっていく――というストーリーで、俳優の小栗旬が脚本協力として参加している。映画はPG12指定で全国公開中。

舞台あいさつには、キャスト陣のほか福田監督と原作者のあんども出席し、主演の鈴木は"変態仮面"の観客を見つけ、「6人くらいの変態が見えますが(笑)。今、ここに立ってるのが信じられない」と感無量で、清水は「我らが女子たちも見に来てくれてうれしい。この映画を見て変態になってもらえたら」と満面の笑み。パンティの歴史をとうとうと語り出した安田を苦笑しながら制止した福田監督は「自分ではメチャクチャ面白いと思ってるけど、若干不安だった。今日は今までで1番うれしいかも」と観客の暖かい拍手に大感激。同作は、台湾で開催された台湾ゴールデンホース・ファンタスティック映画祭でプレミア上映されており、現地で舞台あいさつを行った鈴木は「みんな手を叩いて喜んでました。世界に向けて『これがクールジャパンだ! これが映画だ!』と思ってやってきたのでうれしい」と胸を張った。

また、鈴木は福田監督から自身の体を3Dスキャンしたフィギュアを、あんどから直筆のイラストをプレゼントされ、「夢にも思わなかったので感動してます。自分の体を外から見たのは初めてだけど、フィギュアはエロいですね~」と大喜び。鈴木は、体重を15kg増やしてそのあと脂肪を削ぎ落とすという体づくりを行っており、「締まり過ぎてもダメで、弾力があって触りたくなるようなお尻にするのが1番難しかった」と振り返り、「基本的にずっと鶏肉を食べてて、1年で400羽は食べたと思う。撮影が終わってからは、鶏肉が食べられなくなった」と吐露する場面も。そんな鈴木の肉体美に、あんどは「最初は心配だったけど、体が完璧で漫画から飛び出してきたよう」と称賛し、清水も「申し訳ないけど、こっちがエクスタシーを感じました。『フオオオオッ!』ってなった」と惚れ惚れで、ムロは「プロレスラーの誰が変態仮面をやってるか、ネットで話題になってたけど、本人です!」と念を押して笑いを誘っていた。