3月には幼少期にアルコールを盗んで捕まってしまい、神学校を追い出されていた過去が発覚したトム・クルーズ (C)BANG Media International

ここ日本でも5月31日に新作『オブリビオン』の公開が控えているトム・クルーズが、4月3日にギネス発祥の地、アイルランドのダブリンにある「ギネス・ストアハウス」を訪問してギネス・ビールの注ぎ方の上級特別クラスを受講した。

1988年に主演作『カクテル』でバーテンダー役を演じ、お酒にはそこそこ精通しているトムだが、今回ビールを最高においしくする注ぎ方と高度なテクニックを初めて発見したという。

海外では『オブリビオン』が来週4月10日から公開されることから、共演者のオルガ・キュリレンコと共にプレミア上映会に出席するためダブリンを訪れていたトムは、ギネスのマスターブリューワーを務めるファーガル・マーレイから、これまでに注ぎ方のテクニックを教わったことがあるかどうかを尋ねられると「そうだな……バーテンダーを演じたことがあるけど、でもギネスは一度も注いだことはないね」と回答。その後、自分でビールを注いだトムはグラスを持ち上げ「アイルランドへ。本当にありがとう。乾杯」と満足気な様子を見せている。

昨年、3番目の妻であったケイティ・ホームズとの6年にわたる結婚生活にピリオドを打ったばかりのトムは、今回訪問したアイルランドで自身の家族のルーツを探すこともできた模様。トムは「自分の家族の歴史にさかのぼるって、素晴らしいことだよね。アイルランド系だっていうことは分かっていたけど、どこにたどり着くのかとか、その由縁の深さとかは全然知らなかったんだ。でも、なんと12世紀にまでさかのぼることが分かったんだよ。僕にとっても、僕の家族全員にとってもとても名誉なことだね。家族に早くそのことを伝えて、家族の歴史を教えてあげるのが待ちきれないよ。アイルランド系であることにとても誇りを持っているんだ。アメリカではアイルランド系だってことに一種の誇りがあるんだよ。また早くこの国に戻ってきて、僕の祖先たちの土地や彼らが持っていたお城巡りとかをしたいね」と話している。

なお、トムは今回の訪問で、アイルランドのエイモン・ギルモア副首相兼外務・貿易大臣からアイルランド系の血筋であることを示す額縁入りの証明書を手渡されている。

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