日本政策投資銀行(以下、DBJ)は26日、東京急行電鉄が所有するオフィスビル「渋谷ヒカリエ」(東京都・渋谷区)に対し、「DBJ Green Building認証」を実施したと発表した。
「DBJ Green Building認証」とは、環境・社会への配慮がなされた不動産(以下、Green Building)を対象に、DBJが独自開発した、対象物件の環境性能やテナント利用者の快適性などを評価する総合スコアリングモデルを利用し、5段階の評価ランクに基づく認証を行うというもの。認証は、「Platinum」「Gold」「Silver」「Bronze」「Certified」の5段階となっているが、認証対象外のスコアとなる場合もある。
今回認証された「渋谷ヒカリエ」は、2012年4月に竣工した地下4階・地上34階のオフィスビル(敷地面積約9,640平方メートル、延床面積約14万4,000平方メートル)。同オフィスビルは、「国内トップクラスの卓越した『環境・社会への配慮』がなされたビル」として、最高評価の「Platinum 2012」の認証が付与された。
認証された理由については、「極めて先駆的な環境技術を駆使した優れた環境性能を備えている点」、 「非常時に備えて長時間稼働可能な発電機の設置や帰宅困難者の受入体制を備え、渋谷区の防災拠点としての優れた防災性を有している点」、「優れたランドマーク性を有しており、地域活性化に向けた取り組みなども通じて、渋谷地域の魅力向上に大きく貢献している点」などが評価されたという。
DBJは、今後も環境や社会に配慮した不動産事業を行う顧客の取り組みを、積極的に支援していくとしている。