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レディース向けブランド「PEACE NOW(ピースナウ)」や「BLACK PEACE NOW(ブラックピースナウ)」などのブランドを展開しているピースナウが、3月6日付けで自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債総額は推定4億円にのぼる。

同社は、2001年(平成13年)4月に設立されたアパレル業者で、20歳代を主なターゲットに、パンク系に分類される「PEACE NOW」や、黒を基調としたレースやフリルが特徴の、ゴシック&ロリータ(ゴスロリ)系ブランドの「BLACK PEACE NOW」、メンズ向けの「BLACK PEACE NOW for Men(ブラックピースナウ フォー メン)」などを展開してきた。

ラフォーレ原宿店をはじめとする直営16店舗、フランチャイズ9店舗による店頭販売を主体に、ピークとなる2008年11月期には、年売上高約13億2700万円を計上していたという。

しかし、景気低迷による売り上げの落ち込みなどで経営が悪化。一部店舗の閉鎖を進めるほか、各種経費の削減に取り組んでいたが、業績悪化に歯止めがかからず継続を断念したとのこと。

京都店では、3月6日付けのスタッフブログで閉店を発表。「スタッフ一同もとても急な事で対応しきれませんが、一つ一つ対応させて頂きたいと思います」とコメントしている。