4月1日からNHKでスタートする連続テレビ小説『あまちゃん』の完成披露試写会が4日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の能年玲奈をはじめ小泉今日子、宮本信子が出席した。
平成25年度前期の連続テレビ小説は、岩手県の北三陸地方を舞台に海女になることを夢見るヒロイン、天野アキの成長物語。この日は主演の能年玲奈をはじめ、能年が演じるアキの母親役の小泉今日子、アキの祖母を演じる宮本信子が登場した。
同ドラマが初の主演作となる能年は「(昨年の)9月から撮り始めました。『できるかな~?』という不安の中、ドラマを見たら賑やかでさわやかで大人の人たちがノビノビとしていました。だから私もノビノビしていましたし、見てくれる方にも自然とノビノビしちゃうと思います」とアピール。能年について小泉は「これだけ癖の強い各方面からの役者さんが参加している中、回を重ねるごとに能年さんがコメディエンヌとしての才能を発揮していて、天才じゃないかと思うようなところが出てきています」と絶賛。宮本も「能年さんは本当に素敵。何も汚れていなくて何もついていない。それが素晴らしくて、これからどうなるのかとおばあちゃんは楽しみにしています」とまるで孫を見ているような温かい眼差しを向けた。
一方、共演シーンも多い小泉について能年は「現場のすべてに気を配っています。そこがカッコいいんです。これがスターなんだと思いました」と話し、小泉は「スケバンのようにう仕切っているだけです」と報道陣を笑わせ、劇中で演じている破天荒な母親は「本当に『こんなの大丈夫?』というぐらい娘や周りに当り散らします。娘に『ブスブス』言うお母さんということで一抹の不安を抱えながら撮影していますが、それはそれで面白い方向に進んでいるし、出ている人が生き生きしています。毎日見るのが楽しみだと思えるドラマが出来上がったと思いますよ」と自信をのぞかせていた。