逆に男性を怒らせる下手なホメ文句と対処法

人間は、誰でもホメられるとうれしいもの。ちょっと苦手だと思っていた人にも「あなたの企画、内容が面白いって評判だよ」「いつもハキハキしていて、対応がいいね」なんて言われたら「意外と悪い人じゃないんだな」なんて思ってしまうものです。

これは、恋愛心理においても同じことが言えます。ほとんど話したことがない人、印象が薄い人、あまり好きなタイプじゃないと思われているような人にでも、上手にホメられると「この人と一緒にいると居心地がいいな」と思うようになるのです。

しかし、下手なホメ文句は逆に男性を怒らせてしまいます。

童顔の男性に「カワイイ顔してるよね」とホメたつもりが、「俺はカワイイって言われたくない!」とコンプレックスを刺激してしまい、「痩せてていいな~」とスタイルの良さをホメたつもりが「俺は体質で太れないんだ!マッチョになりたいのに!」とイライラさせてしまう可能性もあるのです。では、どんな言葉が男性にとって最上級のホメ言葉となるのでしょうか?

■「あなたって、本当は○○なのね」

まずは、自分の好きな男性のことをじっくりと観察します。その男性がどんなことをコンプレックスにしているのか、その男性にとって言われて最上級にうれしい言葉を推測するのです。

例えば、いつもふざけていて皆を楽しませてくれるような男性には「あなたって、いつも皆を楽しませてくれるけど、本当はすごくしっかりしているし、皆のことをちゃんと考えてくれているよね」と言ってみる。

もしくは、内気であまり話をすることが得意でない男性には、「あなたっておとなしいけれど、本当は楽しい人よね。話を聞くのも上手だし、一緒にいて落ち着くわ」などと言ってみるのです。

このようなホメ言葉を聞いた男性は「この子は、本当の俺を理解してくれている」とドキッとします。「あなたはこう思われがちだけど、本当はこういう人だよね。私はわかっているよ」という気持ちを伝えてあげるといいでしょう。

■「あなたって、どことなく○○っぽいわね」

彼の好きな男性アーティストやタレントについて、さりげなくリサーチをしておきましょう。そして、その人と話をしている時にふと「あなたって、どことなく芸能人の○○っぽいわね」と言ってみましょう。意識して似せようとしているアーティストに似ていると言われたら、彼もウキウキしてしまうはず。

はっきりと「○○に似てるね」と言われるよりも「“どことなく”○○に似てるね」と、“どことなく”という単語をつけたほうが、相手もおだてだと気付きにくいでしょう。

また、「それは誰?」と言われるようなマイナータレントや、たとえどんなに似ていても「そんな人に似ていると言われてもうれしくないよ!」と言いたくなるような有名人に例えるのは控えましょう。芸能人にたとえなくても「頼りがいのあるお兄ちゃんみたい」「仕事のできる上司って感じ」「まるでサッカー選手みたいに腹筋がすごい」などと、彼の好きそうな立場や職業にたとえてホメてあげるのも高得点です。

■定型のホメ言葉でも、男性はじゅうぶん喜びます

実際に男性をホメる時には、リアクションも大切です。話を聞き、彼の姿を見ながら「うわぁ、すごい!」と大げさに驚いてあげる。その時に「やっぱり、あなたは器用なのね」「頭の回転が速いから、すぐにそういうことができるのね」と口に出してホメてあげる。これをセットで繰り返すのです。

また、外見にコンプレックスのある男性に対しては、その点ををホメてあげるのも大切です。「目がカワイイ」などといって目を見つめるようなホメ方は、男性もドキッとします。「そういうお世辞はいらない!」と言われても、「でも、私はあなたのことが一番カッコイイと思っているからね」とさりげなく追撃することも重要です。相手は照れてしまってあなたの言葉を無視するかもしれませんが、ホメられたという事実とその言葉の持つあたたかみは、男性の心のなかに強烈な印象を残すことでしょう。