全国10の交通系ICカードによる全国相互利用サービスの開始にあたり、関係各社から記念ICカードがいっせいに発売される。発売日は相互利用開始初日の3月23日で、いずれも枚数限定。カードの表面は各ICカードのキャラクターが描かれた共通デザインだが、各社ごとにキャラクターの位置が異なる。発売額は各社共通で1枚2,000円(デポジット500円を含む)。購入の際は現金のみの取り扱いとなる。

JR東日本の記念Suicaカードデザイン

JR西日本の記念ICOCAカードデザイン

JR東日本の記念Suicaカードは3万枚限定で、購入は1人3枚限り。記名式の「MySuica」「こどもSuica」への変更や、定期券機能の付与はできない。Suicaエリア内のおもな駅のみどりの窓口(31カ所)にて、3月23日8時より販売開始する。JR西日本の記念ICOCAカードは5万枚限定で、購入は1人5枚限り。定期券機能を付与することはできない。ICOCAエリア内のおもな駅のみどりの窓口(138カ所)にて、3月23日8時より販売開始する。

JR東海の記念TOICAカードは1万枚限定で、購入は1人5枚限り。定期券機能を付与することはできない。TOICAエリア内のおもな駅のきっぷうりば(37カ所)にて3月23日8時より販売開始。JR北海道の記念Kitacaカードは5,000枚限定で、購入は1人2枚限り。記名KitacaならびにKitaca定期券への変更はできない。発売箇所はJR札幌駅西コンコースのみ。3月23日7時より販売開始する。JR九州の記念SUGOCAカードは1万5,000枚限定で、購入は1人5枚限り。記名式のSUGOCAや小児用SUGOCAへの変更や、定期券機能の付与はできない。SUGOCAエリア内のおもな駅(小倉駅、博多駅、長崎駅、大分駅、熊本駅、鹿児島中央駅)と東京の赤坂うまやにて、3月23日7時より販売開始する。

愛知近郊の名古屋鉄道と豊橋鉄道、名古屋市交通局でも、記念manacaを2万枚限定で発売。購入は1人5枚限り。名古屋鉄道の主要な駅など9カ所と、豊橋鉄道の新豊橋・高師・三河田原の各駅、名古屋市交通局の名古屋・金山・大曽根の各駅、計15カ所にて3月23日8時より販売開始。九州の西鉄グループも、記念nimocaを1万枚限定で発売する。購入は1人5枚限り。購入後にスターnimocaへの切替えや定期券の搭載などを希望する場合には、nimoca総合カウンターやnimoca取扱いの定期券発売所などで手続きが可能となる。西鉄天神大牟田線の主要な駅や西鉄バスセンター、西鉄の定期券発売所など22カ所にて3月23日8時より販売開始(一部時間が異なる)となる。

3月23日に相互利用が始まるのは、JR各社の「Kitaca」「Suica」「TOICA」「ICOCA」「SUGOCA」、関東周辺の鉄道やバスで使用できる「PASMO」、近畿・東海・岡山県の鉄道やバスで使用できる「PiTaPa」、愛知近郊の鉄道やバスで使用できる「manaca」、福岡市地下鉄で使える「はやかけん」、西鉄グループで使える「nimoca」など。