新婚旅行へ行く2人にお餞別を贈りたい

これから家族として暮らしていく2人には新婚旅行を思う存分楽しんできてもらいたいもの。ただ、結婚式はきちんとしたご祝儀があるからいいけれど、新婚旅行のお餞別(せんべつ)はいつどうやって渡すのがスマートなのか、イマイチわからずに悩んでしまう方も多いのでは。そこで今回は、いまさら人に聞けない新婚旅行のお餞別の渡し方や、相場をご紹介します。

■親しい間柄なら、熨斗(のし)袋に現金でも大丈夫

両親や祖父母、兄弟から渡す場合などはこの方法が最も一般的です。行くことを決めた後なら、渡すタイミングは特にこだわる必要はありません。うんと奮発して行ってもらいたいのなら目的地が決まる前に多めの金額を渡しましょう。そうすると予算がはっきりと決まり、スケジュールがたてやすくなります。

気持ち程度の金額を…ということなら、目的地や日程すべてが決まった後に渡しましょう。「これ、ちょっとだけどおいしいものでも食べてきて。」と一言そえてさりげなく渡せば、2人もきっと喜んでくれるはずです。さらにさりげなく渡したいのなら熨斗袋を使わず、話のついでに直接お財布から渡す…なんていうのもアリかもしれません。

■商品券を送るのも一般的

現金で渡すと受け取りづらいという理由からか、商品券を渡すケースもあります。ただし、国内でのみ使える商品券だと海外に行く場合には逆に使いづらくなってしまいますので、新婚旅行に行くために国内で買いそろえておきたいものがあれば、その際に利用してもらうのがいいでしょう。商品券はデパートや金券ショップ、インターネット販売などで扱っています。種類によって使える店が異なるので、購入の際には注意が必要です。

■家族、職場の仲間、友人で異なる餞別の相場

餞別はお祝いと違い、基本的にお返しを求めないお金になります。高額の餞別を渡してしまうともらったほうも気を遣ってしまい「お餞別返し」をすることになってしまいます。そのうえ結婚祝いを新婚旅行の餞別とは別に渡しているのなら、さらにおかしな状況に。そのため餞別は高額になりすぎない金額にしておきましょう。

年収などによっても相場は変わってきますが、両親などからもらう金額が最も高く、数万円程が多いようです。職場仲間の場合は一人ずつ1,000円~3,000円程出し合って金額をまとめるといいでしょう。友人の場合は仲の良さによっても大きくひらきがあります。出せるのであれば5,000円~10,000円、また「気持ちが伝われば金額なんて関係ない!」というくらいお互いの性格を理解しあった親友であれば、すぐ出せる程度の金額でかまわないでしょう。新婚旅行のお餞別のお礼は、おみやげになるはずです。だからといっておみやげを過剰に期待して、高い金額を渡したりしないようにしましょう。