パンケーキブームは、まだまだ終わりそうもありません。ハワイからやってきたCafe KailaやEgg'n Thingsの人気も衰えないなか、次なる刺客がアメリカ本土からやってきました。

1月31日にオープンしたのは、「Slappy Cakes(スラッピーケークス)」。アメリカ・オレゴン州ポートランドの人気レストランです。

場所は、ルミネエスト新宿の7階

かわいらしい店名ですが、「Slappy」とは、パンケーキをひっくり返すという意味の「Flip」と英語でひっぱたくを意味する「Slap」、幸せの「Happy」を組み合わせ造語。パンケーキをひっぱたいてひっくり返す…

こちらの店舗の最大の特徴は、テーブルに設置されたホットプレートで、自分でパンケーキが焼けるところ。そう、パンケーキをひっぱたいてひっくり返して、自分で作る、セルフメイドのお店なのです。

セルフメイドといっても、材料はすでに完成済み。バターミルク、ホールグレイン(全粒粉)、ピーナツバターの3種類の生地から1種類を選び、スイート系10種類、おかず系6種類程ある具材、さらに10種類前後あるソースをお好みで選んでオーダーし、自分でテーブルで焼き上げます。セルフメイドだから、一口サイズのものを作るのも、巨大なパンケーキを作るなんてこともできちゃいます。

テーブルに設置されたホットプレート。日本ではお好み焼き店などでお馴染みのスタイルですが、セルフでスイーツを作るのは珍しいですね

左からバター、ホールウィート、ピーナッツの生地

トッピング類は豊富なので、ついつい頼みすぎちゃいそう?1つ100円から200円

まっすぐさかさまにしながら、生地をホットプレートに入れると綺麗な形に

片面を焼いているうちに、トッピングを乗せます。もちろん、焼き上げてからトッピングするのもOK!

180度のホットプレートで焼き上げます。こがさないように目は離さずに!

とはいえ、お店風に仕上げるのは難しいのでは? お店の人がお薦めする焼き方のポイントは3つ。

1 生地は小さめにホットプレートに流すこと。早く焼きあがり、ひっくり返すのも簡単です。

2 水分の多いブルーベリーなどのフルーツのトッピング類には、ひっくり返す前に生地を上からかぶせましょう

3 トッピングを欲張って入れすぎないこと

生地はホットドッグにかけるケチャップのようなボトルに入っているので、大量に一気に流れ出ないため、小さめサイズをきれいに作りやすくなっています。肝心の味ですが、生地の3つとも、薄く焼いてもふわっとした食感があって、ついつい何枚も食べたくなるおいしさ。

トッピングにフルーツを使うならば生地はバターミルク、おかず系ならばホールグレイン。そのものの味わいが強くあるピーナツバターの生地はナッツやチョコ系とのバランスが良さそう。

サイズの違うパンケーキを重ねてデコレーションするのも可愛いですね

「えー、せっかくお店に来たんだから、やってほしい」なんて声もあるでしょうが、ご安心あれ。ホットプレートが設置された席は6テーブルのみなので、それ以外のテーブルではキッチン内で調理されたものが提供されます。ホットプレートで焼くタイプの席はベンチシートの席なので、家族や友達と行って、わいわい楽しみながらいただくのが楽しそうですね。

ブルーベリーのパンケーキ 自家製レモンカード添え(1100円)

クランブルベーコンのパンケーキ ピュアメープルシロップ添え(1050円)

このほか、エッグベネディクトなど、伝統的なアメリカンスタイルの朝食メニューが楽しめるのですが、気になる名前をメニューに発見。

「TOAD IN A HOLE(トード・イン・ア・ホール)」って何? 「穴の中のヒキガエル」ってまさか、カエルを食べちゃうの?? 実はこれ、目玉焼きを使ったトースト料理。トーストの中心に穴を開け、その中に卵を割りいれて目玉焼きを焼く様子が「ヒキガエルが穴からのぞいているように見える」ということで、この名前が付いているそうです。

トード・イン・ホールは、スラッピー風フライドポテトとベーコンまたはソーセージが選べて950円

スラッピーベネディクト(1100円)

いずれのメニューもボリュームたっぷりサイズなので、おなかをすかせてから行くことをおすすめします。

新しいスタイルのパンケーキだけでなく、アメリカの伝統的なメニューも楽しめるお店は今後も注目を集めそうですね。

【店舗概要】
Slappy Cakes(スラッピーケークス)ルミネエスト新宿店
東京都新宿区新宿3-38-1ルミネエスト新宿店 7&8DINNER 7F
営業時間:11時~23時(22時ラストオーダー)
店休日:不定休(施設休業日に準ずる)
店舗面積:約38坪