「結婚した際に、仕事を続けるか」

セレスが運営するアルバイト求人情報サイト「モッピージョブ」はこのほど、「独身女性キャリア意識調査」を実施し結果を発表した。調査対象は全国の20歳~39歳の現在就業中の独身女性で、有効回答数は808サンプル。1月21日~1月22日に同社が運営する「モッピーラボ」にて、スマートフォンリサーチにて実施された。

寿退職を夢見る独身女性はわずか24.1%

調査ではまず、「仮に結婚した際、仕事を続けますか」と質問。全体で最も多く選択されたのは「夫の年収に満足しても仕事を続ける」(55.6%)だった。一方、「夫の年収に満足できれば仕事を辞める」(21.0%)、「夫の年収に満足できなくても仕事を辞める」(3.1%)と、結婚のタイミングで仕事を辞めたいという意思を示した人は全体の24.1%にとどまり、寿退職を夢見る人は少数派という結果だった。

「結婚後の希望雇用形態」

結婚後仕事を続けるという意思項目「夫の年収に満足できなければ仕事を続ける」と、「夫の年収に満足しても仕事を続ける」を選択した613人に対して、「結婚後仕事を続ける場合、どの雇用形態を希望しますか」という質問をしたところ、全体1位は「パート・アルバイト」(52.0%)、2位「正社員」(36.9%)という結果となった。

同設問を現在就業中の雇用形態と比較したところ、現在「パート・アルバイト」として働く人は、結婚後の希望雇用形態にも同雇用形態を希望した人が86.2%にも及んだ。現在の雇用形態と同じものを選択する傾向にある中で、「契約社員」として現在働く人のみ、同雇用形態を希望する人が最多ではなく「パート・アルバイト」(45.6%)を最も多く選択した。

年収500万円以上を将来の夫に求める独身女性たち

「満足のいく夫の年収額」

「仮に結婚した際、満足のいく夫の年収はいくらですか」という質問に対し、全体1位は「300万円以上500万円未満」(42.1%)だった。「500万円以上」を選択した人は約半数であり、うち「700万円以上」を選択した人は14.6%だった。

同設問を年代で比較したところ、20代が最も多く選んだのは「300万円以上500万円未満」(45.8%)、30代は「500万円以上700万円未満」(42.8%)であり、年代によって差が生じた。相手に求める年収額はもちろん、その他の条件諸々ハードルが高くなり続け、結婚できずにキャリアと年を重ねた女性も少なくないかもしれないと調査では分析している。

働く独身女性20代・30代の半数が「貯金額50万円未満」

「貯金額」

「現在のあなたの貯金額はいくらですか」という質問をしたところ、全体1位は「10万円未満」(28.7%)、2位「10万円以上50万円未満」(23.4%)であり、貯金額が50万円未満である人が半数を占める結果となった。一方、100万円以上の貯金があると答えた人は全体の約3割にとどまり、計画的に貯金をしている独身女性は少数派と言えそうだという。