2月3日(日)より放送がスタートするTVアニメ『ドキドキ! プリキュア』の記者会見が25日、都内で行われ、4人のプリキュアを演じる生天目仁美らメインキャストが出席した。

左から宮本佳那子、寿美菜子、生天目仁美、渕上舞。後列はそれぞれが演じるプリキュアたち

『ドキドキ!プリキュア』は、日曜朝の顔としておなじみ、プリキュアシリーズの第10弾。本作は「愛」と「ドキドキ!」をテーマに、キュアハート、キュアダイヤモンド、キュアロゼッタ、キュアソードたち新たなプリキュアが、自己中心的な心を持った悪の存在・ジコチューとの戦いを繰り広げる。主人公たちが生徒会長や財閥のお嬢さまなど、視聴者の子供たちから見た憧れの存在として描かれるのも特徴。2月3日朝8:30より、ABC・テレビ朝日系列でスタートする。

会見にはキュアハート・相田マナ役の生天目仁美、キュアダイヤモンド・菱川六花役の寿美菜子、キュアロゼッタ・四葉ありす役の渕上舞、キュアソード役の宮本佳那子、朝日放送の松下洋幸プロデューサーが登壇した。

プリキュア第一作とほぼ同時期に声優デビューした生天目は「デビューした頃にプリキュアの一作目の現場に何度かお邪魔させていただいて、『プリキュア』の出演者もスタッフもみんなが作品を愛している熱さが、新人だった私にはとてもキラキラして見えたんです。いつかこの作品に出たいと思っていた憧れがようやく叶って、キュアハートに決まった時は本当に号泣しました」というエピソードを披露。アフレコでは、初めて4人が声を合わせるシーンが一度で決まったそうで、渕上は「初めてお話するキャストさんもいるのにすぐ打ち解けることができたので、これからもっともっと絆が深まっていけばいいなと思います」と振り返っていた。

シリーズ第4作『Yes! プリキュア5』では歌手としてED主題歌を担当していた宮本は、本作の第1話アフレコでは緊張で半ベソだったそうで、「エンディングテーマを歌わせて頂いた時に、ステージで子供たちの熱い眼差しを感じてきました。今度は声優として作品に関われて感激しています。『プリキュア』はキャストや歌手、スタッフもチームで作っていく作品なので、歴代の先輩に負けないぐらいのチームにしたいです!」と意気込みも十分の様子。寿は、小学校の頃放送されていた初代プリキュアを見ていたようで、「日曜日の8:30といえばプリキュアって感じがあるんです。今度は子供たちが私たちの出る8:30を楽しみにしてくれるんじゃないかと思います。アフレコをやりながら、こうやって作っているからみんなに愛されている作品なんだと実感しています。キャラクターの気持ちをストレートに伝えて行きたいです」と『プリキュア』への想いを語った。

朝日放送の松下洋幸プロデューサーは『ドキドキ! プリキュア』のテーマは愛と献身と語り、本作の鍵となるアイテムがスマートフォンであることを紹介。「プリキュアは本作で10作目ですが、20年、30年と続けて行きたい」と自信をみせていた。

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