懐かしの給食、楽しみな日もあれば、嫌いなものが出るから学校に行きたくない……なんていう日もありました。今回は日本の学校給食についてどう思うか、また母国にも学校給食はあるのか、日本に住む外国人20人に聞いてみました!

■栄養バランスが良いと思います。母国に給食はありませんでした(インドネシア/男性/30代前半)

■栄養がちゃんと含まれていそうです。母国に給食はありませんでしたが、食堂はあります。スパゲティ、ピザなどから選べることが多いです(アメリカ/男性/20代後半)

栄養のバランスがとれた食事、給食のもっとも優れた点はこれですよね。食育という言葉の通り食事も教育の一環ですから、生徒からの支持が低いメニューも当然出てきます。「残してはいけません!」と先生に言われ、泣きたい気持ちになったものですが、愛のムチ、勉強のひとつだったのですね。

■良いと思うが嫌いなものを食べさせるのは嫌だ。母国に給食はなし(シンガポール/男性/20代後半)

と思ったらいました、嫌いなものは食べたくない人が! できるなら3種類ぐらいの中から選べたらいいのに。栄養価は3種類とも同じくらいで……わがまま、ぜいたくですね。

■ぜいたくだと思う。母国にはない(ポルトガル/女性/50代前半)

はい、その通りです。思えば給食の献立は多彩で、毎日飽きることがありませんでした。みんな同じメニューを食べられるということも、今となっては大きな利点だったように感じます。保護者の方も安心しますよね。

■素晴らしいと思う。食育は大切。今のお母さんたちは忙しいから弁当を作る時間がなかなかない。絶対無くしてはいけないことだ! デンマークは基本的には給食がない(デンマーク/女性/50代前半)

保護者の気持ちを熱く代弁! お弁当箱に入れることができ、冷めてもおいしく、見栄えも気にしながら栄養バランスが良いもの……これを毎朝作るのは大変です。

■給食は良いと思います。大抵バランスのよい料理が楽しめますし。私はお弁当でしたが。母国にも給食はありました。料理は、ローストチキンや野菜、マッシュポテトなど、種類は様々でした(フランス/女性/20代後半

なんだかおいしそうですね。マッシュポテトにはやはりグレイビーソースが添えられているのでしょうか? ならば筆者にとっては学期末などのお楽しみ献立に匹敵します!

■いいと思う。母国では家でお母さんが作ってくれているようなおかずとスープ(韓国/女性/30代後半)

韓国の給食でほぼ毎回出るもの、それはお察しの通りキムチです。ご飯、チゲなどのスープ、おかず、キムチが盛れるようになっているワンプレート給食が一般的なようです。他には以下のような回答がありました。

■大震災の時に東海村にいたので、その役場で食べていました。悪くないと思います。母国にも給食があります。普通にパスタ、肉類、野菜、果物が出ています(イタリア/男性/30代前半)

■大学の給食はまあまあ食べられました。でもほとんど毎日一緒の物だからあきてきますね。母国の給食は、やはりイラン料理はよく出ます。だけど私はいつもお弁当を持って行きました(イラン/女性/20代後半)

■ヘルシーでおいしいと思う(シーフード以外)母国にもあります。ポテト、ソーセージなど、フライフードが多かった(イギリス/男性/40代前半)

■栄養バランスがいいと思います。母国にも給食はあります。中華料理です(中国/女性/20代後半)

国によって献立が様々ですね。お国柄がよく表れています。いろいろな国の給食の画像が見られるサイトもあるので、のぞいてみると面白いかもしれません。

配膳の準備や、好きだった献立、みんなで机をくっつけていただきます。そして苦い思い出も全てひっくるめて「給食」。なかなか貴重な経験と言えるのではないでしょうか。