1月26日から公開される映画『みなさん、さようなら』の試写会イベントが10日、都内で行われ、主演の濱田岳をはじめ倉科カナ、波瑠、ベンガル、中村義洋監督が出席した。
第1回パピルス新人賞を受賞した久保寺健彦の同名小説を、『チーム・バチスタの栄光』の中村義洋監督が映画化した本作。80年代を時代背景に、団地で懸命に生きる悟(濱田岳)と同級生の面々や住人たちの姿を描く。
現在24歳の濱田は、劇中で12歳から30歳までの主人公・悟を熱演。「お母さん役の大塚寧々さんから『岳ちゃんより老けた小学生見たことあるから大丈夫!』と言われたので吹っ切ってやりました。学生服はまだいけると思いましたね」と自信。濱田扮する悟の相手役である魅惑的な緒方早紀役を演じた倉科は「(波瑠が演じた)松島さんの役柄がサッパリしているので、魅惑的で母性本能が強い女性を演じようと思いました」と説明して「クランクイン前にソバージュでドレッシーな衣装を着た時はすごく恥ずかしかったですね(笑)」と80年代のファッションに苦笑い。そんな倉科に濱田は「団地の名物で出てきそうなフリフリを着た人かいると思ったら倉科さんでした(笑)。臍でお茶を沸かすほどビックリしましたよ」と会場を笑わせた。
舞台あいさつの最後には、登壇者全員が映画のタイトルにかけて「ことしさようならしたいこと」を決意表明。「虚弱体質にさようならできるように頑張ります!」という波瑠に対し、インドア派の倉科は「休みの日は美容院か日本舞踊以外、外に出ないのでインドアをやめたいと思います。車の免許もとりたいですね」と意欲。濱田も「三日三晩飲み続けたことがあり、4日目の朝に自分の顔を鏡で見たら、トム・ハンクスがいてビックリしました。むくむってこういうことなんだと。深酒はやめたいと思います」と決意を新たにしていた。映画『みなさん、さようなら』は、1月26日より全国公開。