十日恵比寿神社「正月大祭」の様子

福岡県福岡市博多区の十日恵比寿神社で、「正月大祭」が開催される。日時は1月8日(火)~11日(金)の4日間。

みどころは、9日(水)、10日(木)に行われ、新春の縁起を祝う「開運御座」。8日(火)~11日(金)には、その年の運を試す「福引き」、博多の芸妓が総勢で徒歩(かち)にて神社に参拝する「かち詣り」など。

芸妓衆の「かち詣り」

また、正月大祭に祈願すると、「年中祈願」とよばれ、名前を墨書した祈願章を発行し、申込書を本殿前に納めて1年間毎朝祈願してもらえる。

正月大祭は、香椎宮社家の武内平十郎が、香椎浜に流れついた恵比須神の神像2体を持ち帰り、祀ったところ、家が栄えたことから、次第に多くの人の信仰を集めた。それが、大きな祭りへと発展したものと言われている。

十日恵比寿神社の祭神は事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)と大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)。商売繁昌、家内安全、交通安全、漁業繁栄などに御利益があるとのことだ。