警備サービス会社のセコムは12月5日、同社ホームページ内の「月~金フラッシュニュース・バックナンバー」にて、「自転車同士の事故はこの10年で1.5倍に」というコラムを掲載した。
警視庁のまとめによると、2001年から2011年にかけて、自転車と歩行者との事故の発生件数は1.6倍、自転車同士の事故の件数は1.5倍にも増加している。
交通事故全体に占める自転車事故の割合を見ると、2001年は18.5%だったが、2011年は20.8%とわずかながら上昇。
また、最も多い事故のパターンは「出合い頭の衝突」で、2011年には7万7000件余り発生しており、自転車事故全体に占める割合は53.6%と断トツであることがわかった。
「安全な自転車利用のためのガイドライン」の発表にせんだって行われたアンケートでは、自転車に関連する交通事故にあった、もしくは、あいそうになったという人は4割。また「車道は左側を通行しなければならない」という交通ルールを守っている人は4割ほどしかいなかった。
同社では、今後、自転車通行を禁止する歩道も増えることが予想される中、「自転車を運転する際も、自動車を運転するときと同様に標識を確認し、自転車はどこを走るべきか考えながら乗ることが求められる」とまとめている。
グラフ画像:「自転車に関わる法令順守等に関するアンケート調査/警視庁」