ビー・エム・ダブリューは11月9日より、同社初のマキシ・スクーター「C600 Sport」、「C650 GT」を発売する。BMWモトラッドならではの運動特性と、スクーター特有の俊敏性、快適性を高次元でバランスさせたモデルとなっている。

「C600 Sport」と「C650 GT」

「C600 Sport」

「C650 GT」

同社では急激に進む都市化を背景に、持続可能な個人のモビリティの実現をめざしてきた。今回発表された2タイプのスクーターはそれを具現化するもので、「アーバン・モビリティ」という新たなカテゴリーを創出する。

搭載されるパワートレーンは、650ccの並列2気筒エンジン、プーリーとベルトを組み合わせたギヤ・ボックスと、ごくオーソドックスなシステムだ。ただし最高出力は60PSとパワフルで、スポーツバイク並みの走りが可能となっている。

スクーターでは不足しがちなフレーム剛性については、ねじり剛性の高い鋼管ブリッジ・フレームとアルミダイキャスト・ユニットから成るハイブリッド構成のフレームを採用し、十分な剛性を確保している。また、サスペンションはフロントに40mmという大径のフォーク径をもつ倒立式を、リアには水平配置のサスペンション・ストラットを採用し、軽快なハンドリングを実現している。

650cc並列2気筒エンジン

合理的なフレームワーク

安全装備も充実しており、ブレーキはフロントがダブルディスク、リアがシングルディスク。それぞれローター径が270mmと大径で安定した性能を発揮する。また、ABSを標準装備する。価格は「C600 Sport」が112万円、「C650 GT」が115万5,000円。