今夏行われた「ASHIGARAアートフェスティバル2012」キックオフ・ワールドカフェの様子。写真は森の中でのアートワークショップ

神奈川県西部に位置する足柄上地域を舞台に、11月3日(土・祝)から12月2日(日)までの1カ月間にわたり、メイン会場のブルックス大井事業所内ほか、複数のサテライト会場で「ASHIGARA アートフェスティバル2012」が開催される。

南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町の1市5町から成る足柄上地域は、都心から比較的近いうえに、自然に恵まれている。そこに魅力を感じ、多くのアーティストが工房やアトリエを構えて生活し、作品制作をしている。

この足柄上地域を舞台に展開されるのが「ASHIGARAアートフェスティバル2012」。足柄上地域が持つ魅力を多くの人々に伝え、アートを通じて「人と人」「人と自然」「人とまち」の新しいつながりを生んでいくことで地域を元気に、という想いから2011年に始まったフェスティバルだ。

今年は隣接する西湘地域(小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町)のアーティストや美術館などとも連携しての開催となる。

主なプログラムは以下の通り。

■足柄アーティスト in レジデンス
フローリアン・バロン氏(メディア・アート)、横井山泰(氏油画)、吉岡裕記氏(メディア・アート)の3名が、11月3日(土・祝)から12月2日(日)の間で2週間程度滞在し、作品制作を行なう。アーティストの視点から見た足柄上地域の新しい姿が浮かび上がらせようという企画。会場はブルックス大井事業所内(大井町)だが、作品展示場所は未定。

■足柄ショートトリップ
異なるジャンルの4人のアーティストが、ワークショップやトークなど、地域の方が気軽に参加できる企画を行う。11月9日(土)・10日(日)・24日(土)・25日(日)13時00分/15時00分(各20分程度)。会場はブルックス大井事業所周辺。

■第2回神奈川チェンソーアート競技大会
丹沢湖ダム広場公園(山北町)を会場にチェンソーを使って地元産の間伐材からアート作品を制作する技を競う「第2回神奈川チェンソーアート競技大会」。スペシャルゲストに自然環境派でチェンソーアートの第一人者でもある清水国明氏を招く。日時は11月11日(日)9時30分~16時00分。

このほか、「元気旗プロジェクト」「サーカス芸体験ワークショップ」「金太郎きたる! in 相模人形芝居」「市民企画プロジェクト」などが計画されている。