韓英恵、有森也実、綾野剛らが出演する映画『たとえば檸檬』が完成し、12月15日の公開に向けてその詳細がいよいよ明らかになった。
同作は「歪んだ愛」と「憎しみ」の間で依存し合う母と娘の物語。年少期の母親との関係、母親の過保護や過干渉が原因である場合が多い境界性パーソナリティー障害を抱える女性たちの実体験をもとにストーリーが構成され、主人公の苦しみに共感の声が多く寄せられている。
主人公のカオリを演じるのは、『ピストルオペラ』(2001年)、『誰も知らない』(2004年)などで存在感を見せた韓英恵。そして、もう一人の主人公・香織を、『キネマの天地』(1986年)で新人賞を総なめにした有森也実が演じる。そのほか、注目の若手実力派俳優の綾野剛、日本映画界を支える女優である室井滋、海外での活動も目覚ましい伊原剛志らが集結した。
個性豊かな実力派俳優たちと共に、ロッテルダム映画祭に出品されるや否や、世界中で物議を醸した映画『アジアの純真』(2011年)の片嶋一貴監督が、"母と娘"という普遍的なテーマに切り込む。
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