AKB48の姉妹ユニット・SKE48が5日、名古屋・栄のZepp Nagoyaにて「劇場デビュー4周年記念公演」を行なった。
チームSの松井玲奈は、「4年間という月日が短かったのか、長かったのか分からないんですけど…4年前の今日のことで覚えているのは、とにかくダンスがひどかったということです(笑)」と当時を懐かしみながら、「恥ずかしいんですけど、今でも年に1度、公演デビューの映像を見て、初心を思い出すようにしています」と語った。
また、チームSリーダーの平田璃香子は、「今日は髪を編みこんだんですけど、実は4周年ということで、4本に編みこんでいるんです」とこの日のヘアースタイルを説明。「初めて挑戦する曲も多かったので、今までの記念公演の中で一番楽しかったです」とライブの感想を語りながら、「でも、来週にはリクエストアワーを控えているので、気持ちを切り替えて、SKE48みんなでしっかり準備していきたいと思います」とリーダーらしいコメントを残した。
「4周年公演、執念を見せたいと思います!」と、4年間でSKE48の名物となった松井珠理奈の渾身のギャグで公演がスタート。オープニングアクトのシングル曲に続いて、4年の間、共に歩み、それぞれの道に旅立っていったメンバーが担当していた曲を中心に披露した。各パートは完全シャッフルという異例の試みで、担当メンバーもほぼ全てが初挑戦だった。
そして、後半は明日からの5年目に向けての決意が現れた楽曲が並んだ。9月19日にリリースしたばかりの1stアルバム『この日のチャイムを忘れない』収録曲から、「フラフープでGO! GO! GO!」、「叱ってよ、ダーリン!」、「みつばちガール」、「その先に君がいた」の4曲が続けて初披露された。
アンコールでは、チーム公演曲をシャッフル。「楽園の階段」(S公演曲)を研究生、「兆し」(KII公演曲)をチームE、「制服の芽」(S公演曲)をチームKII、「逆上がり」(E公演曲)をチームSがそれぞれ披露。S、KII、E、研究生たちがこれまで磨き、築き上げてきた個性と色は、この日のパフォーマンスに現れていた。
また、メンバーも驚きのサプライズ演出があった。楽曲「手紙のこと」を終え、おもむろに手紙を取り出した平田璃香子。綴った思いを読み上げるのかと思いきや、「実は書いてないんです! その代わり、この方からVTRメッセージが届いています!」と言うとスクリーンにはAKB48の北原里英の姿が。「AKB48 in TOKYO DOME」でSKE48との兼任が発表された北原は「SKE48さんには、もうしっかり色があるので…」と不安をのぞかせながらも「早く一緒に"アイシテラブル!"したいです。私も愛知県人なので、地元・栄を盛り上げていきたいです!」と意欲を語った。
感謝と決意の全37曲、ユニットの全曲シャッフルとチーム曲のチームシャッフル。巣立っていったメンバーたちと新たに加わる仲間の思いを乗せて、新たな進化を遂げるSKE48の5年目がスタートした。
(C)AKS