ポルシェ ジャパンはこのほど、コンセプトカー「パナメーラ スポーツツーリスモ」を発表した。次世代ハイブリッドシステムを搭載し、最高出力416PSのハイパワーと、100kmあたりの燃料消費量3.5リットル以下を両立している。
このコンセプトカーは最新のデザインを与えられたスタイリングと、驚異的な性能を持つハイブリッドシステムが特徴。スタイリングは同社が「ポルシェのスポーツカーの未来の可能性を示唆する」というほどの力作だ。ポジショニングライトなどを内蔵するCブレードと呼ばれるライティングユニットや、4灯式のLEDヘッドライトが大きな特徴に。
ハイブリッドシステムは「e-hybrid」と呼ばれるプラグインハイブリッドに進化。電気モーターは現行のポルシェのハイブリッド車が採用するものの2倍にあたる95PSを発揮する、きわめて強力なタイプ。エンジンもスーパーチャージャー付3リットルV型6気筒で333PSを発揮する。システム全体での最高出力は416PSに達し、0-100km/h加速は6秒以内となる。
ハイブリッドの要となるバッテリーは、現行モデルで採用されているニッケル水素の数倍のパフォーマンスを誇るリチウムイオンバッテリー。強力なモーターとの組み合わせにより、モーターのみの走行でも最高速度は130km/h、航続距離は30kmに達する。しかも、家庭用の電源から2.5時間以内に充電できるという。