ニコラス・ケイジが、実話を基にしたクライム・スリラー作品『アミカス』で主演を務める可能性があるという。
カルト的人気を誇る『ドニー・ダーコ』を手がけたリチャード・ケリーが、監督と脚本を兼務する予定となっている『アミカス』だが、ニコラスは殺人事件の被害者一族から集団訴訟された出版社側を担当した実在の弁護士ロドニー・スモーラ氏を演じる見込み。
モータウン・レコーズ社の重役ローレンス・ホーンによって雇われた暗殺者ジェームズ・ペリーが、パラディン・プレス社から出版された本『ヒット・マン:ア・テクニカル・マニュアル・フォー・インディペンデント・コントラクターズ』を元に計画し、ローレンスの妻と四肢麻痺患者の息子、そして夜間勤務看護婦の3人の殺人を実行した実際の事件が本作の基本軸。同書が殺人事件に深く関与していることを察知した被害者一族が出版社を訴え、スモーラ弁護士が同出版社の弁護を担当することになっている。1995年にジェームズは死刑判決を受け、医療過誤事件で得た息子の財団の200万ドル(約1億5,500万円)をせしめることを目的に事件を主謀したローレンスは現在も服役中だ。
リチャードが手掛けた同作の脚本は、25年に渡る事件の全容を描いており、来年1月に米アトランタでクランクイン予定。
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