ベン・アフレックが監督を務めた3作目の映画『アルゴ』の日本公開を10月26日に控え、ポスタービジュアルがついに公開された。
トロント国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、9月22日にスペインで行われたサン・セバスチャン国際映画祭での上映、そして、10月には東京国際映画祭での上映も決まるなど、世界各国で話題を呼んでいる同作。ハリウッド、CIA本部、イランの3カ所で起こるドラマが同時進行で描かれており、今回公開されたポスターはその展開を予感させるビジュアルとなっている。
この作品ついて、ベン・アフレックはトロント国際映画祭で「1人でも多くの人に観に来てもらいたい。なぜならこの映画はシリアルキラー映画でもなければ、スーパーヒーロー映画でもないし、ロボット映画でもない」と語り、「そういう素晴らしく楽しくて、お金を稼ぎまくるようなハリウッドの典型的なヒット映画ではなくて、しかも、観客にどんな内容の作品なのかを語るのが簡単な作品ではないからね」と公開を心待ちにしているようだった。
同作は1979年のイランで発生したアメリカ大使館人質事件を題材にした作品。52人の人質の中からなんとか逃げ出すことに成功したアメリカ人の6人は、カナダ大使の自宅に身を隠したものの、見つかれば彼らの命はもちろん人質の命も危険にさらされる危機的状況だった。この絶望的な状況の中、CIA救出作戦のエキスパート、トニー・メンデス(ベン・アフレック)は、彼ら6人を救い出す意表をついた作戦を思いつく。